この記事の信頼性
- 筆者は颯 Souで作曲家です
- アコギが好きです
- ボカロ曲は20曲リリースしました
- このブログを「soublog」と覚えてください
- 読者に有益な情報となり、少しでも日々の生活を明るくできるよう心がけて執筆します
・ボカロを始めたいけど、何が必要だろう
・ボカロの制作の流れを知りたい
この悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「ボカロ曲の作り方」を実践すれば、初心者でもボカロで曲の制作をしていけますよ。
ささっと準備して学んで、ボカロPへの道を切り開くといいですね。
記事前半では「ボカロ曲の作り方①:必要な機材を用意しよう」を、記事後半では「ボカロ曲の作り方②:ボカロ曲の制作の流れ」を解説するのでじっくり読んでくださいね。
目次は次の通りです。
・ボカロ曲の作り方①:必要な機材を用意しよう
・パソコンを用意
ボカロを使うには、パソコンが必要です。
デスクトップPCでもノートPCでもOKです。
ただし、スペックの低いPCを用意すると、DTMで打ち込み後の再生中にフリーズしたり、強制終了したりする場合があります。
利用するDAWソフトの推奨スペックを満たすPCを準備します。
ボカロを使うためのおすすめのDAWはCubaseです。
僕もCubaseを使っているよ。
下記、Cubaseのパソコンの推奨スペックを解説します。
・パソコンにDAWソフトとボカロをインストール
・VOCALOID(ボカロ)
VOCALOID(ボーカロイド)は、ヤマハが開発した音声合成技術およびそのソフトウェアの名称です。
この技術を使用すると、人間の歌声を再現して歌を作成することができます。
VOCALOIDは、歌詞やメロディを入力することで、ボーカリストなしで歌を制作できる点が特徴です。
以下に、VOCALOIDの基本的な情報を詳しく説明します。
VOCALOIDは主に、歌声ライブラリーとVOCALOIDエディターの2つのソフトでボカロを歌わすことができます。
歌声ライブラリ
- 各VOCALOIDソフトには「歌声ライブラリ」が含まれており、特定の声優や歌手の声をベースに作られています。
- ライブラリごとに声の特徴が異なり、ポップス、ロック、バラードなどさまざまなジャンルに対応可能。
VOCALOIDエディター
- 専用の編集ソフト(VOCALOID エディター)で、歌詞とメロディラインを入力し、歌声を調整することができます。
- ピッチ、ビブラート、音量、ブレスなど細かい表現が可能。
・DAW
VOCALOIDのソフトは、Cubaseなどの音楽作成用のDAWソフト上で操作します。
DAWは、音楽制作を行うためのソフトウェアやハードウェアの総称で、「デジタルオーディオワークステーション」の略です。
これを使えば、作曲、編曲、録音、編集、ミキシング、マスタリングまで、音楽制作の全工程をPCやタブレット上で完結できます。
DAWの特徴と機能
- 録音
ボーカルや楽器の演奏を録音し、音声データとして保存。 - MIDI編集
キーボードやドラムパッドで入力したMIDIデータを細かく調整。 - ボカロ編集
VOCALOIDのソフトを使ってボカロ音源を編集。 - オーディオ編集
波形を視覚的に操作し、カットやコピー、エフェクトの適用が可能。 - ミキシング
複数のトラックを調整し、バランスを取った音作りができる。 - エフェクトの追加
リバーブ、ディレイ、EQ、コンプレッサーなどのエフェクトを適用。 - マスタリング
音源を最終的に仕上げ、商業的なクオリティに整える。
・ボカロとDAWをインストールする
パソコンにDAWソフトとVOCALOIDをパソコンにインストールすることで、DAWとボカロが使えるようになります。
DAW(Cubase)とVocaloid6の体験版を無料でダウンロードできます。
1か月ほど無料で使えます。
VOCALOID6体験版にて、VOCALOID6の新規4人のボイスバンクが無料で使えますよ。
まずは、自分で触ってみてください。
・流行りのボカロを使おう
VOCALOID6の体験版では、VOCALOID6新規4人のボイスバンクが使えます。
なので、DAWやボカロの練習はこれでできますね!
とはいえ、流行りの曲で使われているボカロって気になりませんか?
ボカロPっていうのは、ボカロのプロデューサーのこと。
たくさんのボカロを持って、曲に会うボカロを使っていく。これもまた一興です。
flowerとか、鏡音リンなど。
流行りの曲で使われているボカロを調べてみました。
・ボカロで使えるMIDIキーボードの選び方
作曲をしていくためには、MIDIキーボードが必要です。
MIDIキーボードは、作曲作業用のキーボードです。
音源を持たないため、単体では使えません。
作曲ソフトで入力するときに使いますが、例えば、ド・レ・ミと鍵盤でたたくと、作曲ソフトの中でド・レ・ミが入力されます。
ボカロに関しては、音源を流しなら歌声のメロディーをMIDIキーボードで入力といったことができます。
ボカロで使える、MIDIキーボードの選び方は下記。
・エレキギターをパソコンにつなぐにはオーディオインターフェイスが必要
エレキギターを作曲で使いたい場合は、オーディオインターフェイスが必要です。
パソコンとギターの接続方法は簡単です。
まずエレキをシールドでオーディオインターフェイスとつなぎます。
そして、オーディオインターフェイスをパソコンにつなぎます。
これで、エレキギターとパソコンが繋がります。
どんなオーディオインターフェイスを使ったらいいのか?
そんな疑問が出てきますよね。
DAWソフトとして、CUBASEを使っている方ならオススメがあります。
CUBASEはSterinberg社の商品ですが、Steinberg社からUR12というオーディオインターフェイスが販売されています。
私も、UR12を使っていますが、シンプルで初心者には使いやすいです。
UR12には無料版のCubase AIがバンドルされてます。
レビューをしました。詳細は下記。
・ヘッドフォン
ボカロDTMにおいて、ヘッドホンは非常に重要な役割を果たします。
歌声や伴奏を正確に聞き取り、調整するには、モニターヘッドホンが最適です。
モニターヘッドフォンは低音や高音を過度に強調しないフラットな音質を持ちます。
これにより、VOCALOIDのピッチやタイミング、ハーモニーの微調整がスムーズに行えます。
特に自宅環境では、スピーカーと異なり音漏れや騒音の心配がないため、深夜でも集中して作業できる点が魅力です。
モニターヘッドホンの中にも、密閉型と開放型の2種類が存在します。
密閉型ヘッドホンは外部ノイズを遮断し、微細な音を聞き分ける際に使えます。
一方で、開放型ヘッドホンは自然な音場感を得られるため、自宅でスピーカーを使えないけど生音を確認したいときに使えます。
快適な装着感を持つヘッドホンを選ぶことで、長時間の作業も疲れにくくなり、効率的に制作が進められます。
サウンドハウス
DTM機材はサウンドハウスで購入できます。
サウンドハウスはPA音響機材、楽器、DTM、照明機器を衝撃的な価格にて提供する国内最大級のオンライン・ショップです!
2000円以上で送料無料、3年保証、首都圏当日配達、代引き手数料無料などサービスが充実しています。
・ボカロ曲の作り方②:ボカロ曲の制作の流れ
ボカロ曲の制作の流れは下記です。
- 曲のイメージを決める
- ボーカロイドを決める
- 曲の構成を決める
- メロディーを作る
- 作詞をする
- DAWに伴奏を打ち込む
- メロディーと歌詞をボーカロイドエディターに打ち込む
- ミックスやマスタリングで調整する
順番に解説します。
①曲のイメージを決める
ボカロ曲を作る最初のステップは、楽曲のイメージを決めることです。
この段階では、どのようなテーマやストーリーを表現したいのか、そしてそれをどのような音楽スタイルで伝えるのかを考えることが重要です。
例えば、楽しいポップな雰囲気の曲にするのか、切ないバラードにするのか、はたまた壮大なロック調にするのかなど、曲全体の方向性を明確にします。
この際、伝えたいメッセージや感情を言葉で書き出してみると、後の歌詞制作や編曲がスムーズに進みます。
②ボーカロイドを決める
楽曲のイメージが固まったら、利用するボーカロイドを決めましょう。
ボカロ特有の世界観を意識することもポイントです。
初音ミクならポップでかわいらしい楽曲が似合うなど、使用するボーカロイドのキャラクター性を活かすことで、より魅力的な楽曲に仕上がります。
さらに、イメージを深めるために参考となる他の楽曲を聴いたりするのもおすすめです。
このように最初に楽曲のビジョンをしっかり固めておくことで、その後の作業がスムーズに進み、完成度の高いボカロ曲を制作することが可能になります。
初心者に定番の初音ミクV4Xのレビューを下記しました。
③曲の構成を決める
使うボカロが決まったら、曲作りを始めましょう。
曲は、まずは構成を考えます。
例えば、
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→Cメロ→サビ
など。
曲の構成を決めれば、作りやすいところから、例えばサビなど、1つずつコード進行を決めていけばいいですね。
④メロディーを作る
コード進行を作ったら、メロディーを作っていきます。
コード進行を作った後に、メロディーを考えると、メロディーが思いつきやすいのでおすすめです。
もちろん、先にメロディーを作ってからコード進行を当てはめるなど曲作りの順番はやりやすい方法でOKです。
スマホアプリのボイスレコーダーで録音をしながらメロディーを作っていくと、メロディーを忘れたりしないのでおすすめです。
⑤作詞をする
ボカロの曲作りにおいて、作詞は楽曲の世界観を伝える重要な要素です。
まず、テーマやストーリーを明確にし、伝えたいメッセージを一貫させることが大切です。
ボカロの特性を活かし、人間の歌では難しい言葉遊びや詩的表現を取り入れると個性が際立ちます。
また、歌詞の文字数や音のリズムがメロディと合うように調整することも重要です。
特にボカロは細かい発音が調整できるため、独特の言い回しや響きを意識すると印象的な仕上がりになります。
さらに、サビには強いフレーズを入れて楽曲の印象を際立たせると良いでしょう。
全体を通じてストーリー性を持たせつつ、聞き手の心に残る表現を追求することが成功のポイントです。
⑥DAWに伴奏を打ち込む
コード進行が決まったら、DAWに伴奏を入れていきます。
伴奏に使う楽器としては、ピアノ、ギター、ベース、ドラムなどが基本です
- MIDIキーボードを使ってコードを打ち込む
- ギター演奏をオーディオインターフェイスでDAW上に取り込む
- ドラムパターンを打ち込んだり、ドラム素材を使う
- ベースをシンセサイザーの低音を使って打ち込む
など自分が持っている楽器やDTMソフトで打ち込みができる楽器など使い分けてDAWに打ち込んでいきます。
⑦メロディーと歌詞をボーカロイドエディターに打ち込む
ボカロを歌わすには、メロディーと歌詞が必要です。
メロディーと歌詞をボーカロイドエディターに打ち込んでいきましょう。
⑧ミックスやマスタリングで調整する
ここまでの作業が完了したら、最終工程としてミックスやマスタリングをします。
ミックスでは、
- ミキサー調節でトラックの音量のバランスを調整する
- コンプレッサーを使って音を圧縮してかっこよくする
- イコライザーを使って楽器や歌声の聞こえる周波数を強めたり弱めたりして調整する
- 各トラックの音量を調節する
- リバーブでコンサートホールで聴くような響きを与える
- リミッターで音量を上げる
などの設定ができます。
ミックスやマスタリングがおえれば、ボカロ曲が完成です。
・まとめ「ボカロ曲の作り方を初心者に徹底解説!必要な機材と制作の流れ」
ボカロの準備が整えば、ボカロ作曲など創作活動が始めれますね。
創作活動が始まれば、わくわくした日々をすごせますよ。
それでは今回の「ボカロ曲の作り方」のまとめです。
ボカロを始めるために必要なものは下記。
- パソコン
- DAWソフト(CUBASEがおすすめ)
- VOCALID6
- ボイスバンク(初音ミクなど)
- MIDIキーボード
- オーディオインターフェイスとギター
- ヘッドフォン
ボカロの制作の流れは下記。
- 曲のイメージを決める
- ボーカロイドを決める
- 曲の構成を決める
- メロディーを作る
- 作詞をする
- DAWに伴奏を打ち込む
- メロディーと歌詞をボーカロイドエディターに打ち込む
- ミックスやマスタリングで調整する
以上、参考になれば幸いです。