・はじめに
こんにちは、soublogを運営している作曲家の颯 Souです。

小学校でピアノを習い、中学校でアコギを買い、高校でエレキを始め、大学で軽音サークルに入り、社会人から作曲家でボカロPとして音楽活動をしています。
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【経歴】京大院卒/大企業/自由を求め脱出/作曲家・ブロガーのフリーランス/
【作曲】20曲リリース/AWA動画広告BGMプログラム採用実績あり/Audiostock審査通過
【ブログ】soublog469記事/昨年13万PV
ミックスの仕方ってどうするんだろうと疑問に思いませんか?
レコーディングした後、どのように音を作り込むんだろうと思うかもしれません。
私は、ミックスと聞いて最初難しそうだなと思ったんですが、やってみるととても簡単でした。
各トラックにギターやピアノ、ドラム、ボカロを入力した場合、そのままでは、ギターの音が大きすぎたり、音質が悪かったりします。
この場合ミックスをして、音のボリュームや音質を調節してあげる必要があるんですね。
CUBASEのミックスについて私の備忘録としてまとめます。
目次は次の通りです。
- CUBASEでミックス
- ミキサー調整
- コンプレッサーをかける
- イコライザーの設定
- 各トラックの音量調整
- リバーブをかける
- リミッターをかける
- まとめ
またCUBASEを使ったことがないという方は、下記ブログ「DAWソフトCubaseの使い方」を参考にしてください。
それでは、CUBASEでミックスする方法を一つずつ解説します。
・CUBASEでミックス
DAWソフトのCUBASEでは、音のレコーディングだけではなく、ミックスができます。
ミックスでは、ミキサー調節や、コンプレッサー、イコライザー、各トラックの音量調節、リバーブ、リミッターの設定ができます。
・ミキサー調整
まず、それぞれのトラックの音量のバランスをとります。
最後に、音量調節をしますので、この段階では大雑把で結構です。
・コンプレッサーをかける
コンプレッサーは、一般的に、音を一定にして聞きやすくするというエフェクトであると言われますが、上手にコンプレッサーをかけてあげると、音色が変化して、かっこよくなります。
重要なことは、このコンプレッサーで音色が変化させることができるという認識です。
コンプレッサーには、スレショルド、レシオ、メイクアップゲイン、アタックタイムなど、各パラメータがあり、調整することで音質が変化します。
一度、パラメータを操作して、感覚をつかんでいただければと思います。
・CUBASEでコンプレッサーをかける方法
CUBASE AI9をベースに記載しています。
CUBASEでのコンプレッサーの使い方を記載します。
オーディオInsertsで、DynamicsのVSTDynamicsを指定します。

・VSTDynamics
VSTDynamicsを表示します。
VSTDynamicsには、一番下段を見てもらうとわかるのですが
・GATE(左側)
・COMPRESSOR(中央)
・LIMITER(右側)
が配置されています。
この下段の文字の左側に電源ボタンがあります。
これをオンにするとエフェクトがかかります。

・COMPRESSOR
中央に配置されているのが、コンプレッサーです。
それぞれ、下記パラメータがあります。
①Threshold
音がある一定以上大きくなったときに、作動します。
例えば、Thresholdを-15dBにしていた場合、-10dBの音の大きさでは、圧縮が作動します。
②Ratio
原音の音量をどのくらい圧縮するかの比率です。
Ratioが2:1の場合は、原音に対して1/2倍になります。
ただし、これは、スレッショルドレベルに達した音に対して作動します。
③Make-Up
圧縮すると、音が小さくなりますが、音質はこれでいいけど、音量が問題となります。
この場合、Make-Upを上げて、音質を保ちながら音量を上げることができます。
④Attack
入力された音の最初の音の音質や音量をコントロールします。
⑤Release
圧縮が作動して、Thresholdレベル以下となったときから、どのくらいの時間で圧縮をオフにするか表したものになります。
・EQ イコライザーの設定
音は周波数で表すことができます。
周波数が高いと音が高く、周波数が低いと低い音となります。
イコライザーは、周波数をいくつかの帯域に分けて、その周波数帯を強めたり(ブースト)、弱めたり(カット)したりできます。
先日次のようなツイートをしました。
#DTM
— 颯 Sou@作曲とブログでフリーダム副業 (@sou_universe) January 13, 2021
音のミックスダウンのEQは何を聞かせたいのかを意識して行います。
例えば、ボーカルの歌声をくっきり出したいときは、EQで他の楽器のレベル(dB)をボーカルの周波数帯において下げたりします。
ブーストしたり、カットしたりする目的は、例えば、伴奏と歌の高さが一致していて、歌が聞こえづらくなる場合などは、歌のメインの周波数の値を、伴奏から数dBカットしてあげるなどの対策ができます。
・各トラックの音量調整
フェーダーを用いて、各トラックのボリュームを調整します。
・リバーブをかける
・リバーブとは?
リバーブは、空間から跳ね返ってくる音の響きをいいます。
例えば、お風呂の中で歌うと、響きますよね?
お風呂は、普通の部屋よりも小さいので反射音が聞きやすいです。
リバーブは、四方八方からの反射音を集めたものです。
音源にリバーブをかけると、コンサート上で聞くような、つやのある音にかわります。
・CUBASEでリバーブをかける方法
CUBASE AI9をベースに記載しています。
オーディオInsertsで、ReverbのRoomWorks SEを指定します。

・RoomWorks SE
RoomWorks SEを表示します。

①Pre-Delay
音が入力されてからリバーブがかかりはじめるまでの時間です。
②Reverb Time
リバーブのかかる長さです。
③Diffusion
反射音の量です。
④lo Level
低域のリバーブの減衰の仕方を調整します。
⑤hi Level
広域のリバーブの減衰の仕方を調整します。
⑥Mix
原音とリバーブ音の割合です。0%で原音のみ、100%でリバーブ音のみになります。
・リバーブをかけてみよう!
ミックスでは、毎回といっていいほど、よくリバーブを使います。
ギターの音にリバーブをかけてみると、その違いにはじめは驚きます。
まるで自分の曲ではないかのような迫力が出るからだと思います。
ぜひ、試してみてください。
・プリセットを使う

Bright Plate Reverbを読み込んでみましょう。
プレートレバーブは、ボーカルによく使われるリバーブですが、RoomWorks SE上で、プリセットを読み込むことで使えます。
・リミッター
先日次のようなツイートをしました。
#DTM
— 颯 Sou@作曲とブログでフリーダム副業 (@sou_universe) January 13, 2021
DAWで音のボリュームを上げるのに、リミッターは使えます。
インプットのつまみを上げると、音圧を上げれます。
アウトプットは0dBより小さくしておきましょう。
音が割れてしまいます。
僕は、いつもマスタートラックにリミッターをかけています。
クリッピングノイズ対策ですね。
リミッターは音圧を上げるためにも使えますし、クリッピングノイズ対策にも使えます。
※ノイズを取りたいなら
音源にノイズが入ってしまって、除去したいなら、iZotope Rxが便利です。
下記、記事でレビューしています。
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・まとめ
ミックスでは、ミキサー調節や、コンプレッサー、イコライザー、各トラックの音量調節、リバーブ、リミッターの設定ができます。
実際の操作は、ひとつずつ試してみると、音の違いで分かると思います。
ご参考になれば幸いです。