公開日2020/5/5 更新日2021/2/22
・はじめに
ボカロの使い方を解説します。
ここでは、VOCAOID4Editor for CubaseのエディターをとCUBASE AI 9を使用しています。
・ボカロとは
ボーカロイド(VOCALOID)は、YAMAHAが開発した音声合成技術です。
・VOCALOID4とVOCALOID5
VOCALOID4までは、歌声の音声の高さと歌詞を入力するエディターとボイスバンク(歌声ライブラリー)が必要でした。
しかしVOCALOID 5の場合は、エディターとボイスバンクが同梱されています。
もし、これからボーカロイドを始めようという方は、VOCALOID 5を利用すればいいと思います。
これまで、VOCALOID 4のボイスバンクとVOCALOID 4 Editorを使っていたかたは無駄にはなりません。
VOCALID 4 Editorを含む旧エディターを入手している場合は、最新バージョンのVOCALOID 5へ優待価格でアップグレードができます。

VOCALOID 5のSTANDARDではAmy , Chris , Kaori , Kenの4つのボイスバンクが搭載されてます。
VOCALOID 5では、これまでのVOCALOID 3やVOCALOID 4のボイスバンク(歌声ライブラリー)も使用可能です。
このため、VOCALOID3やVOCALOID4のボイスバンクを入手していてもかぶらないですし、購入していても問題ないと思います。
特に、現時点で初音ミクの最新は、VOCALOID 4の初音ミクV4Xです。
こちらは初音ミクV4Xはおすすめですので、記事にしておきました。
目次は次の通りです。
- ボカロの使い方
・ボイスバンクとエディターのインストールとアクティベーション
・声を出すまでの作業
・ボカロの音量が小さい場合 - おすすめの本
- まとめ
・ボカロの使い方
ボカロの使い方はいたって簡単です。
VOCALOID4Editor、DAWはCUBASE AI 9をもとに解説していきます。
・ボイスバンクとエディターのインストールとアクティベーション
エディターをインストール後には、認証サーバーで認証情報をアクティベーションする必要があります。
こちらの作業には、インターネットの接続が必要です。
ボイスバンクもアクティベーションが必要です。
・声を出すまでの作業
「プロジェクト(P)」→「トラックを追加」→「インストルメント」

「VOCALOID4 inst」を選択

鉛筆マークでボカロを入力していくためのシートを作成します。
鉛筆マークをクリックし、トラック上でドラッグ・ドロップをしてください。

次に、エディターを開きます。
先ほど作成したシートを選択し、「MIDI」→「VOCALOID4エディターを開く」を選択してください。

次の質問に「はい」を選択します。

すると、エディターが開きます。
右上のボイスバンクを選択してください。

エディターの見方ですが、縦軸が「音階」を示してまして、横軸が「時間」です。
「鉛筆マーク」を選択し、譜面上でクリックします。

まずは、音階を作ります。
音階を作ったら、次は歌詞を入力していきましょう。
文字の上で、再度クリックすると、歌詞を打ち込めるようになります。

それでは、音の再生です。
トランスポートパネルを表示します。
「トランスポート」→「トランスポートパネル」

トランスポートパネルの再生を押すと再生されます。

・ボカロの音量が小さい場合
ボカロの音量が小さい場合は、リミッターを使ってボリュームを上げます。
使い方は下記ブログを参考にしてください。
・おすすめの本
ボカロの使い方の詳細を知りたい場合は、下記本がおすすめです。
VOCALOID4 Editorでボーカロイドを思い通りに歌わせる本 付属ムービーで操作方法が一目瞭然! (DVD-ROM付)・起動から声をだすまで
・歌詞と音符の便利な入力の仕方
・曲作りに必要な操作
・思い通りに歌わせるために 初級編
・思い通りに歌わせるために 中級編
・思い通りに歌わせるために 上級編
が丁寧に書かれています。
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パソコンを用いた作編曲が学べます。
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・まとめ
これからボカロを始める方はVOCALOID5を購入すればいいと思います。
この場合でも、VOCALOID 3やVOCALOID 4のボイスバンクが使えます。
初音ミクを使うなら現状では、最新は初音ミクV4Xですね。
ボカロの使い方はとても簡単です。
このブログでは物足りないかたは、ぜひ上記のおすすめの本を購入して見てください。
基本手的に、VOCALOID 4からVOCALOID 5に移ったとしても、思い通りに歌わすための方法やVELや DYN, BRE, BRI, CLEなどのコントロールパラメーターの考え方は変わらないと思いますので、バージョンが違うといっても本は役に立つと思います。
VOCALOID5 には、Steinberg社のDAWソフト「Cubase」にVOCALOIDの機能を組み込めるVOCALOID4.5 Editor for Cubaseを同梱。
今までお使いになっていたVOCALOID4 Editor for CubaseのGUIおよび操作性はそのままで、VOCALOID5のボイスバンクをお使いいただけます。
と書かれており、旧エディターからの操作性は失わないようです。
以上、参考になれば幸いです。