
この記事の信頼性について
- 京都大学大学院を卒業後、サラリーマンを10年経験。
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- 読者に有益な情報となり、少しでも読者の日々の生活を明るくできるよう心がけて執筆します。
・作曲のコツをしりたい
・作曲理論をざくっと学びたい
この悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事で紹介する「作曲の理論を押さえよう」を学べば、5分で必要な作曲理論について学べますよ。
そして、それを使って作曲を始められます。
なぜなら、私もこの方法を使って作曲をしているから。
前半記事では「作曲理論」を、記事後半では「作曲のコツ」を解説するのでじっくり読んで下さいね。
目次は次の通りです。
・作曲理論の基本を押さえよう
・基本
・メジャースケール
どの音を弾けばそれっぽく聞こえるのか。
メジャースケールは音階のものさし。
例えばCメジャーキーで伴奏を弾くと言われたら、Cメジャーのド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シを弾いてれば、それっぽく聞こえます。
スケールの音を弾くと、まとまりがあり違和感なく弾けます。
もしスケールがなければ、どうやって音を選べば良いか分からなくなるでしょう。
音の種類は12個でできています。
ピアノで見たらわかるように白鍵7個に黒鍵5個ですね。

この中からメジャースケールを選ぶと

この音の並びがメジャースケール。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ
ドから始まっているのでCメジャースケールだね。
・キー
キーは日本語で調といいます。
キーを基準にメロディーとコードが構成されます。
メジャースケールのキーは、12個あります。
・Cメジャーキー
・D♭メジャーキー
・Dメジャーキー
・E♭メジャーキー
・Eメジャーキー
・Fメジャーキー
・G♭メジャーキー
・Gメジャーキー
・A♭メジャーキー
・Aメジャーキー
・B♭メジャーキー
・Bメジャーキー
マイナースケールのキーも12個あるよ。
・コード編
・スリーコード
コードで、曲の終わりの感じとか表現できない?
そこで参考になるのがスリーコード。
スリーコードとは、トニック、サブドミナント、サブドミナントのコードのこと。
ただし、
T:トニックコード | [ I ]のコード。音が安定している。この音で終わると安定する。 |
S;サブドミナントコード | [ IV ]のコード。ドミナントほどではないが不安定。 |
D:ドミナントコード | [ V ] のコード。不安定 |
つまり、[ I ] [ IV ] [ V ]。
Cメジャースケールのスリーコードはトニック:C、サブドミナント:F、ドミナント:Gだね。
・代理コード
最近、自分で作るコード進行に飽きてきた。違うニュアンスで作りたい。
そんなときに活躍する代理コード。
音が似ているコードのことで、代理コードを使うことで違った雰囲気を作り出すことができます。
例えば、Cのコードはド・ミ・ソですが、Amの音はラ・ド・ミ。
ド・ミの音が同じでCとAmは代理コードの関係にあります。
一般化すると、
[ VIm]は[ I ]の代理コード
トニックの代理
また、Fのコードはファ・ラ・ドですが、Dmの音はレ・ファ・ラです。
ファ・ラの音が同じでFとDmは代理コードの関係にあります。
一般化すると、
[ IIm ]は[IV]の代理コード
サブドミナントの代理
・ダイアトニックコード
適当に弾いてコード進行を作れる方法ないかな?
そんな時のダイアトニックコード。
メジャースケールの7つのルート音に対して、スケール上の音を使って7個のコードが作られます。
[ I ] [ IIm ] [ IIIm ] [ IV ] [ V ] [ Vlm ] [ Vllm-5]
この7つのコードを使うと曲を作りやすいです。
例えば、ルートがCの時は[ C ] [ Dm ] [ Em ] [ F ] [ G ] [ Am ] [ Bm-5]だね。
他のキーのダイアトニックコードは下記記事参照ください。
コード進行の作り方!誰でもできる魔法のダイアトニックコードとは?
まとめると、
コード | 種類 | 種類 | Cメジャー | コード |
I | トニック | スリーコード | C | ド・ミ・ソ |
IIm | サブドミナント代理 | 代理コード | Dm | レ・ファ・ラ |
IIIm | トニック代理 | 代理コード | Em | ミ・ソ・シ |
IV | サブドミナント | スリーコード | F | ファ・ラ・ド |
V | ドミナント | スリーコード | G | ソ・シ・レ |
VIm | トニック代理 | 代理コード | Am | ラ・ド・ミ |
VIIm-5 | ドミナント代理 | 代理コード | Bm-5 | シ・レ・ファ |
・コード進行編
・カデンツ3つの型
よく使われるコード進行を知りたい。
そんな時は、カデンツ3つの型。
- T→D→T
- T→S→D→T
- T→S→T
※ただし
T:トニックコード | [ I ]のコード。音が安定している。この音で終わると安定する。 |
S;サブドミナントコード | [ IV ]のコード。ドミナントほどではないが不安定。 |
D:ドミナントコード | [ V ] のコード。不安定 |
例えば、Cメジャースケールの時は
・C→G→C
・C→F→G→C
・C→F→C
だね。
・ツーファイブワン
[ IIm ]→[ V ]→ [ I ]の進行。
よく使われる型。
例えば、Cメジャースケールの場合は、Dm→G→Cだね。
・ドミナントモーション
ドミナントモーションとは、ダイアトニックコードのドミナントVからトニックIに進むコード進行。
ドミナントモーションは完全4度上に進む進行で、強い進行と呼ばれ、心地よい進行。
曲の終わりでよく用いられます。
ツーファイブワンもドミナントモーションになってますね。
[ V ]→ ?
がくれば、初心者でも次に[ I ]を予想できるほど強い流れです。
例えば、Cメジャースケールの場合は、G→Cだね。
・メロディー編
・順次進行と跳躍進行
隣の音(2度差)の滑らかな移動を順次進行、それより大きい移動を跳躍進行といいます。
順次進行を基本として、跳躍進行をところどころ織り込むという使われ方をします。
順次進行はなめらかな音ですが使いすぎると幼稚な音楽な印象を受けます。
一方で跳躍進行を使うと曲がダイナミックになります。
使いすぎるとまとまりがない印象を受けます。
下記はモンゴル800の小さな恋の歌のサビのパートです。
基本は順次進行で、ところどころ跳躍進行が入っていることが分かります。

・作曲のコツ
・作曲の順番はどこからでもいい
・曲先、詩先
・メロディー、リフ、リズム、コード
・イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、アウトロなどのブロック
これらの順番は自由です。
下記ブログを参考にしてください。
・ダイアトニックコードでコード進行を作る
コード進行は、簡単に作ることができます。
ダイアトニックコードと呼ばれるコードを使えばいいだけ。
例えば、ルートがCの時は[ C ] [ Dm ] [ Em ] [ F ] [ G ] [ Am ] [ Bm-5]ですが、このコードを使ってメロディーにあうコードを探してください。
ダイアトニックコードを使えば、作曲の知識がなくともコード進行が作れるんですね。
・カノン進行を使いこなそう
盛り上げたい場合に使うコード進行があります。
それは、カノン進行と呼ばれるコード進行です。
J-POPで盛り上がるサビなどによく使われています。
詳細は下記。
・お気に入りのコード進行をストックする
作曲の極意は、好きなコード進行をストックすることです。
いい感じのコードが思いついたらメモをしておきましょう。
コード進行を作るときに後から役にたてることができます。
・まとめ
作曲の理論をザクと押さえました。
- メジャースケール
- キー
- スリーコード
- 代理コード
- ダイアトニックコード
- カデンツ
- ツーファイブワン
- ドミナントモーション
- 順次進行と跳躍進行
この理論が分かれば、あとは作曲のチャレンジするだけですね。
メロディーに合わせて、ダイアトニックコードでコード進行を作ってください。
ダイアトニックコードを使えば、作曲理論に詳しくなくともフィーリングで作ることができますよ。
またいいなと思ったコード進行をストックしておくと、後から使えますね。
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参考になれば幸いです。