公開日2020/1/11 更新日2021/2/10
・はじめに
こんにちは、soublogを運営している作曲家の颯 Souです。

小学校でピアノを習い、中学校でアコギを買い、高校でエレキを始め、大学で軽音サークルに入り、社会人から作曲家でボカロPとして音楽活動をしています。
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【経歴】京大院卒/大企業/自由を求め脱出/作曲家・ブロガーのフリーランス/
【作曲】20曲リリース/AWA動画広告BGMプログラム採用実績あり/Audiostock審査通過
【ブログ】soublog469記事/昨年13万PV
仕事がうまくいっていないと悩んでいませんか?
「なぜ、自分は空回りするのだろう」と日々辛い思いをしておられるかもしれません。
中国四国支部総会・講演会 講演論文集の「1019 工学教育における失敗学に関する一考察(生産加工・工作機械,生産システムIV,産業・化学機械)」の論文に興味深い記述があります。
教育機関と企業における失敗原因のアンケート調査の結果です。
教育機関 | 企業 | |
失敗原因 | 知識不足 理解不足 仮想演習不足 | 知識不足 状況によるご判断 コミュニケーション不足 |
特に興味深いのは、教育機関の失敗原因は理解不足であり、企業では状況による判断やコミュニケーション不足が、失敗原因としてあがっているのです。
私がサラリーマンで新入社員の頃、のれんに腕倒しのように、何をやってもうまくいきませんでした。
それは、辛い毎日でした。
それは、学生は理解不足を補うように勉強することで苦難を乗り越えてきますが、社会人では通用しないからですね。
社会人は状況による判断やコミュニケーションが大切になってくるわけです。
そこで仕事がうまくいかないと悩んでるかたのために、原因と対策を考えていきます。
私は、大手企業でサラリーマンを10年していた経験があり、少しはお役にたてるかもしれません。
仕事がうまくいっていないと感じるのはあなただけではありません。
私もそうでしたし、ここは共有していきます。
目次は次の通りです。
- 仕事がうまくいかない原因と対策
・新しいプロジェクトに不安を覚える
・上司とうまくいかない
・周囲とうまくいかない - まとめ
それでは解説します。
・仕事がうまくいかない原因と対策
仕事がうまいかないと思うのには、何か必ず原因があり、そして原因がある以上対策が打てます。
対策を打つ場合は、小さな試行をしてみて、結果がでれば継続することが大切です。
そして、自分一人の仕事ならともかく、仕事は組織で行う場合が多いです。
なので、周囲との関係性が重要となってきます。
・新しいプロジェクトに不安を覚える
・原因:不安の原因がわからない
新たなプロジェクトを任されたとします。
とても不安ですね。
不安な原因は、
・課題が明確でない
・経験が不足している
などがあげられます。
まず、課題が明確でない場合ですが、
課題を明確にしましょう。
そして、課題が明らかになれば、次は細分化します。
デカルトは、「困難を分割せよ」
ビル・ゲイツは「問題を切り分けろ」
と言ったのは有名な話です。
行動できる状態まで課題を細分化することで、不安は払しょくされます。
敵が何かわかれば、どうすればいいかというアイデアが湧いてきます。
そうすれば、自然と不安は消えるものです。
不安の原因が分からない場合の対策として、不安の原因を明らかにして、困難な課題を分けることが必要です。
・原因:経験が足りない
経験が不足している場合ですが、1人で解決できないなら周りを巻き込めばいいです。
他の人は自分と違う経験を持っています。
誰が、どんな経験をもっているのか、目を光らせておきましょう。
組織で動くときのポイントになると思います。
経験が足りない場合の対策として、周りを巻き込んで進めていくことが必要です。
・上司とうまくいかない
原因:報告・連絡・相談をしていない
上司とうまくいかない大抵の理由は、「ほうれんそう」と呼ばれる報告・連絡・相談をしていない場合です。
まずはあなたのスキル云々より、上司にあなたを理解してもらうことが重要です。
あなたにスキルがないことを上司は知っていますか?
もし知っていたら、上司の課題はあなたにどうやって技能を身に着けさせるか考えることです。
そして、上司は次の行動をおこせます。
「あなたが何をやっているかわからない」という、管理できない状態が問題なのです。
また信頼されてくると、いちいち細かい「ほうれんそう」をしなくて良い場合もあります。
どの程度ほうれんそうをすればよいかは、自分と上司の関係によって変わってきます。
まず、上司があなたがどんな課題をもってどういう風に取り組んでるのか理解してもらいましょう。
上司と意思疎通が取れていない場合の対策として、あなたを理解してもらうように伝えることが必要です。
原因:指示待ちになっている
指示待ちになっていて何が問題かというと、あなたが周囲の課題を認識せず行動していないのが問題です。
課題を認識していれば、おのずと自発的な行動が生まれます。
上司の考え方に寄り添いながら、課題に対して「自分はこのように解決したい」とアイデアを提案するといいですね。
昔は、マニュアル通りに動いていればいいケースがありました。
例えば大量生産を必要とする場合、オペレーションを決めておく方が一定の品質を保つことができ効率的な場合があります。
生産現場や、事務仕事でそれが良いケースもあるかもしれませんが、そうでないケースも多いのは事実です。
現代において、RPAと呼ばれるホワイトカラーのデスクワーク(主に定型作業)が、パソコンの中にあるソフトウェア型のロボットによって代行・自動化されはじめています。
そして、マニュアル通りの仕事はどんどん機械に置き代わってきています。
このように、型にはまった仕事のやり方よりも、課題に合わせて柔軟に動く働きかたが求められてきています。
指示待ちになっている場合の対策は、先回りをした対応が必要です。
・周囲とうまくいかない
原因:バランスが悪い
周囲とうまくいかないのは、周囲との関係のバランスが悪いことがあげられます。
バランスとは、自分以外の仕事を手助けする量です。
手助けする量が多いとおせっかいになっている可能性があります。
手助けする量が少なければ、「あの人は自分のことばかりする」と思われます。
人に助けを借りたい時はどんな時か考えてみてください。
自分のスキルだけでは足りなくて誰かの助けが欲しい時ではないですか?
助けてほしいと思われていないのに何かを手伝おうとした場合は、「あなたの仕事はやらなくて大丈夫なのですか?」と助けてもらった側から思われます。
基本、あなたの仕事のみを淡々とこなせばいいんです。
誰かに助けを求められたら助けてあげるくらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。
業界によっては、まったく異なる考え方があるかもしれませんが、これは、私の個人的な考えです。
バランスが悪い場合の対策は、バランス感覚を養うことが必要です。
原因:経験不足
AIの技術をあなたが導入する役割を得たとします。
今の時代、AIが導入されたら職人さんのような仕事はAIに置き代わっていくとも言われています。
しかしAIの導入の際、周囲から反発を食らうことはよくあります。
なぜなら、あなたの従来の仕事の経験不足を周囲の人は気にかけているからです。
職人さんの仕事の作業の問題を知らないと、信頼されないんですね。
社会は人づきあいが絡んでいます。
AIを導入するだけと、システムの勉強をしていてもうまくいかないんです。
AIのシステムをあれこれ提案して自動化する前に、実際に手を動かして、一連のオペレーションができるようになっておくとうまくいきます。
職人さんは、いろいろなオペレーションの悩みを知っています。
それを知らずに、AIのシステムが組めないと心配するんですね。
皿洗いをすることも時には必要になります。
愚直に、オペレーションを体験してみてください。
そしてオペレーションの不都合を理解して、職人さんの気持ちを汲み取ってください。
経験不足が原因の場合の対策は、皿洗いをするつもりで仕事をしてみることが必要です。
・まとめ
それでは、仕事がうまくいかない悩みの原因と対策をまとめます。
・プロジェクトがうまくいくか不安を覚える場合
原因:不安の原因がわからない→対策:明らかにして課題を分ける
原因:経験が足りない→対策:周りを巻き込む
・周囲との関係ですが、上司とうまく行かない場合
原因:報告・連絡・相談をしていない→対策:あなたを理解してもらうように伝える
・周囲とうまくいかない場合
原因:バランスが悪い→対策:バランス感覚を養う
原因:経験不足→対策:皿洗いをするつもりで仕事をしてみる
以上、ご参考になれば幸いです。